墓石の最低価格はいくら?
墓石のお問い合わせで、もっとも安いものがいい、という内容をいただくことがあります。
墓石の最低価格は墓石の大きさによっても変わるのですが、当社の場合は通常の大きさの墓石の場合、総額20万円代が最低価格になります(詳細な価格はこちら→
墓石の価格)。通常の大きさとは、和型墓石の8寸角という大きさのことを指しています。これは、ほとんどの墓地でもっとも多くみられる墓石の大きさで、大阪をはじめとする関西で一番多く建てられている大きさでもあります。
ただ、他にも注意して頂きたい点があります。
まず、墓地の料金は別に必要になる、ということ。すでに墓地をお持ちの方はご存じでしょうが、墓地には永代使用権という代々使用するために取得しなくてはならない権利があり、その取得には数十万円ほどの費用がかかることが一般的です。まだ墓地をお持ちでない方は、墓地を取得した上で墓石を建てる必要がある、という点をご理解いただければと思います。
墓地がまだお決まりでない方は、ご予算やご希望にあわせて、墓地を含めたご案内も可能です。
次に、墓所の作りの違いがあります。
墓地によって、建てられるお墓の種類や大きさ、更には必要な工事の量にも違いがあるのです。
墓地ごとの違いには、大きく分けて、次の三種類が多いでしょう。
- 基礎工事が不要で、墓石は洋型
- 基礎工事が不要で、墓石は和型でも洋型でも可
- 基礎工事が必要で、墓石は和型でも洋型でも可
1のタイプは、芝生墓所に代表されるタイプで、すでに墓石の土台部分ができているものです。土台部分とは、基礎と納骨棺(カロート)と呼ばれる遺骨を収めるスペースのことです。背の低い洋型墓石が立ち並ぶ芝生墓所などでは、こうした土台部分はすでに出来上がっており、その上に墓石を乗せるような形になります。工事に必要な人員も少なく、使用する石材の量も少ないため、多くの場合、最も安く施工可能な墓地と言えます。
こちらのタイプの墓地の場合は、
もっとも安価な石材を使用すれば20万円台から建立が可能です。一方で、似た形状の墓石が立ち並ぶ景観の墓地のため、石種によるお墓の印象の差が大きく感じられ、石材にこだわりをもってを選ばれるお客様が多い傾向にあります。
2のタイプは、1と同様に土台部分ができており、その上に和型や洋型の墓石を設置するものです。
割合としては少ない部類ですが、お寺の境内にある墓地などでは景観の統一もできることから、こうした墓地がしばしば見受けられます。
1と同じで、工事に必要な行程が少ない分、墓石の価格は抑えやすいと言えるでしょう。
3のタイプが公営墓地では最も多く、墓地を取得した段階では墓所が更地になっているものを指します。
このタイプの墓地では、基礎工事(墓石の土台となる地固めをする工事)が必要になります。また、巻石と呼ばれる囲いをつくる必要があり、使用する石材の量も多く工事も大がかりになるため、費用は高額になりがちです。また、基礎工事や巻石の設置は墓所の面積が広いほど工事量も増し、価格を大きく左右することになります。
石材店による金額の差が一番顕著に表れ、場合によっては見積もりによって数百万円もの差が生じることがあるのがこの種類の墓地です。
はじめにご紹介した最低価格は、墓石のみを設置する場合の価格です。付属品や基本的な彫刻(正面の○○家など)もこちらの価格に含まれます。しかし、基礎工事が必要な墓地の場合、墓所の広さや立地によっても金額に差が表れるため、一度現地を確認のうえ、お見積もりをご提出しております。
なお、ご事情にあわせて、より費用を抑えてお墓を建てることもございます。ご予算が限られている場合にも、今までの事例などとあわせてご提案をさせていただきます。
お見積もりは無料です。
他社様との相見積もりも歓迎しております。
まずはお気軽にご相談いただき、お墓づくりの一つの選択肢としてご活用いただければ幸いです。